子どもを保育園に入れて起業するということ

こんにちは。

奈良県香芝市で酒種酵母専門パン教室ミエットドールを主宰しています。

庄原清香です。

子どもが保育園を卒園しました。

あっというまの5年間でした。

出産して、大仕事を果たしたと思ったら、休憩もなく子育てがスタートしました。
息子ちゃんは夜泣きで困る事もなく、抱っこする日々でもなく
育てやすい子だと思いますが・・。
私にとってはそれでも子育てだけは辛い日々でした。

世の中から取り残されていく。
そのような焦りや不安がありました。

パン教室を再開したい。
産後4か月の事からパン教室再スタートしました。

週1回のパン教室開講がとても楽しく子育ての大きな息抜きになりました。
もっと思いっきり仕事がしたい。

仕事をしたい!!
今までのようにどこかに働きながらパン教室をするのは、
子育てしながら無理だと思うし、体力的に出来ない。
パン教室だけを仕事にしたいと思ったのです。

1歳児を保育園に預けるという後ろめたさ

もし、どこかの企業で働いていて、産休という立場であれば保育園に預ける事は
何も躊躇う事なく普通の事だと思う。

保育園に子どもを預けるのであれば、

私はパン教室をきちんと仕事にするという事をしなければならない。

自分が好きな事をしたいから、子育てを楽にしたい為に保育園に預ける。

こんな風に思われるのは嫌だと思ったのです。

確かに、子どもを産んで思ったのは、子育てが苦手です。

可愛がるだけじゃダメだと思う大きな責任感に何をしたら良いのか分からない。
どうやって子どもを育てて良いのか分からないのに、どんどん成長する子。
大切なタイミングを逃しているのかもしれない。
何をしてあげるのがベストなのか・・


大切な幼少期。
私よりプロに成長をフォローしてもらった方が良いと思ったのも事実です。

保育園に入れる代わりに、私はきちんとパン教室を仕事にする。

この決意を形にするには、きちんと稼がなくてはならない!!

この気持ちが強く必死だった事を思い出しました。

人間の生きるパワーを間近でみた

40歳で出産しました。

なんとなく人生の事が分かってきたかなぁと思っていた時の妊娠・出産は人生観を変えるぐらい
衝撃的でした。

妊娠中は多幸福感の日々でした。
(もうこの感覚は一生感じないと思う。それぐらい不思議なぐらい幸せでした)
つわりも無く、毎日大きな幸せに包まれた妊婦生活。
人って生まれたいって思ってこの世に誕生するのだと思った事。
どんな子でも私たちの子は一生守ると感じた事。
自分よりも大切な事ってあるのだと思った事。

たくさんの事を教えてもらった。
有難う。

妊娠・出産有難う!! 完

って思ったら、子育てが待っていた。
何もかも初めての事。
後戻り出来ないぐらい日々成長を続ける。

人ってこんなにも成長するの!?
大きなパワーが側にいると、こちらも止まってなんていられない。

私も出来るかもしれない!!
寝て泣いてるだけの子が1年後には歩いてるのです!

それも楽しそうに。
人って楽しく成長するのです。
悩む暇なんてないのね。
私は大人になりすぎて怖がりになりました。
何だか私も出来そうな気がする。

保育園で息子ちゃんも大きく成長しなさい!!
私も頑張るわ。

保育園に入れる事が起業する大きな一歩になりました

必死の5年間

子育てをしながら、パン教室を仕事にするために日々必死でした。

子どもが歩いて・喋って・自分で着替える事が出来て。

そんな風な成長過程を間近でみながら、頑張らなくっちゃと思う日々。

仕事と家庭をきちんと両立する事をルールにした。

休日は家族との時間を楽しむ事。
家族が揃う時はパソコンをしない事。

そして家族が健康である事。

自宅教室なので、風邪などひいたらレッスンキャンセルになるのです。
まだ小さい子は病気になりやすいのでほんとに健康管理に気を付けた。

ママの仕事はパンの先生。

こんな風に自覚してくれるようになった時、きちんと仕事に出来たと思った。
そして、息子ちゃんは絶対にパン生地には触らない。
お客様のもの。お仕事のもの。
これを理解していたので、どんな時でも触る事は無かった。

パン教室で起業する
子どもの保育園の5年間が私の挑戦期間でした。
そして、卒園の今年
目標以上のものを達成しました。

ママ友より先輩ママ

ママ友がいない。

子育ての悩みを相談する人が全くいてないのですが、
レッスンに来て下さる、先輩ママたちが大きな相談者でした。

子どもがイヤイヤ期になり、保育園に行きたくないと泣く日々に
もう仕事やめて子どもの側にいた方が良いのかと思った。

毎日、泣き叫ぶ子を車に乗せて連れていくのは辛くて。

こんな事をレッスンの時に話すと、
「大丈夫よ!!行ったら楽しいはず!!」
ケロッとしてるわ。

ほんとにその通りでお迎えに行くとケロッとしてる。
そして翌日も同じように泣き叫ぶのを繰り返す。

「そんな時期よ。
そんな時期も懐かしい良い思い出」

この言葉に救われた。

偏食がひどく、白ご飯のおにぎりしか食べない時が続いた。

全く食べない・・。
色々してるのに、食べない事が悩み。

レッスン中に話したら、
「今だけ、大きくなったら何でも食べるよ!」

ほんとかなぁと思ってたけど、好き嫌いはあるけど食べるようになってる!!

パンレッスンしながら、たくさんの子育てアドバイスをいただいた。

レッスンに来て下さる方にたくさんの事を教えてもらった。
いつもレッスンが私の癒しであり、パワーの源でした。

出会い運があるのであれば、私は最強なものを持っている。

出会った方皆さんが良い方ばかりなのが私の自慢です。

念願の教室専用の部屋を借りました!

この教室に来ると良い気が流れている。

そんな風に言われる事がよくあります。

美味しいものがあって、楽しい時間を過ごせる。

来てくださる方が良い人ばかりで、出会う方がとても良い方ばかりだからなのかも。

起業をきちんとするにあたり学びにいき指導してくださった先生方。

美味しいものを作りなさいと惜しみなくパン技術を教えてくれる先生。

色んな方との出会いが大きな刺激となりました。
たくさんの出会いが大きな成長でした。
子どもが成長するように私もどんどんと吸収しました。

出会った人皆さんには大きな感謝しかありません。

これからの事

パン教室の数がとても増えて、レッスンする方法も大きく変わりました。

自宅教室で自立するのは難しい。
このように言われていたのですが、今ではきちんと生計を立てている先生が多くなりました。

私もまだまだ挑戦の日々です。

パン教室をしたい方をサポートしていきたい。

そして、パン作りをもっと気軽に楽しんでもらえるように。
自宅でパン作りを出来るように。

いつも来てくださっているお客様がもっと家庭で楽しめるパン作りをお伝えしたい。

私にしか出来ない教室を作っていきたいと思います。

最後に。
家族が出来た時に、大きなチームが出来た感じがした。
1人じゃない安心感を与えてくれサポートしてくれる夫
そして、この出会いが私の人生を大きく変えてくれて、人生の幅を広げてくれた息子ちゃん。
生まれて来てくれて有難う。

卒園おめでとう。完

じゃないのよね・・・。
また未知なる小学生生活が続きます。

新たな出発に私は5年前ほど意気込みはなく、ちょっと力抜いて楽しめるようになりました。
楽しい・美味しいパン教室を続けていきますね。

子育てが終了するのは、私が還暦。
まだまだ駆け抜けるパワーが必要です。

今後も引続きよろしくお願い致します。

2021年春
酒種酵母専門パン教室miette d’or
庄原清香